良きフォロワーこそ、リーダーである。
顧問 伊藤俊幸 今や世界の常識である フォロワーシップ型リーダーシップ論

私が、現在お伝えしている「フォロワーシップ型リーダーシップ論」のベースである組織論を防衛大学にて学びました。その後、潜水隊司令、海上自衛隊学校長などを経て、退官前には約9000人をまとめる海上自衛隊呉地方総監として組織づくりに携わってきました。
自衛隊の組織論と聞くと、上司の命令が絶対、というイメージをもたれるかもしれませんが、まったく逆なのです。防衛大学では、戦前の反省を踏まえて、新しい組織を築くためにまったく違うリーダーシップ論を取り入れました。それは言わば「健全な懐疑心」。命令には健全に疑ってかかる、理性ある服従が大切だということです。海外諸国の組織づくりをみても、違法な命令には従わないというのが、世界のスタンダードです。

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今、日本のさまざまな組織で間違ったリーダーシップによる歪みが生まれています。ただし、これは日本だけの問題。海外ではすでに「フォロワーシップ型リーダーシップ論」が広く浸透しているからです。フォロワー=リーダーを支える部下たちは、現在の地位に固執することなく自分の意見を伝え、上司に進言します。これが、世界的には当たり前のリーダーシップ論なのです。ただ、日本ではリーダーシップというと、高圧的な態度で人に言うことを聞かせるか、または何でもいいよと丸投げするか、の2つだけ。どちらも、誤った組織づくりの典型です。日本の組織づくりは世界からみると、たいへん遅れをとっているのです。

顧問 伊藤俊幸
これからの組織づくりに求められるのは「判断力」「人間力」「行動力」

これからのリーダーシップ論で重要なのは三つ。一つは「判断力」。自分の目でいろいろと正しくみて、判断する力が求められています。もう一つは「豊かな人間性」。特にいい人になる必要はなく、自分がされて嫌なことは人にはしないようにするだけで人から慕われる人間性が培われます。最後に求められるのが「行動力」。危機に陥ったときこそ、自ら動けることが大切です。リーダーシップと聞くと、「自分は強気じゃないからリーダーには向いていない」と言う人がいますが、そのようなもって生まれた性格や天分で決まるものではありません。スキルとして身に付くものなのです。正しい判断ができて、人間的に魅力があり、危機になったら動ける、そんな人であれば著書にも書きましたが「リーダーシップは誰にも身に付け られる」、のです。

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顧問 伊藤俊幸

私は、講演やセミナー、テレビ・ラジオ出演、執筆、大学での講義などを通して、次世代のリーダーを育てていきたいと思っています。もっと若い人達や女性達がリーダーとして世の中を引っ張る、そんな時代が早く来てほしいと切に願います。若い方々が当たり前に思っているスキームをもっと世の中で活かし、日本を変えていってほしい。これからもさまざまな活動を通し、そんな人達の背中をそっと押すことができたらと思います。

私が、現在お伝えしている「フォロワーシップ型リーダーシップ論」のベースである組織論を防衛大学にて学びました。その後、潜水隊司令、海上自衛隊学校長などを経て、退官前には約9000人をまとめる海上自衛隊呉地方総監として組織づくりに携わってきました。
自衛隊の組織論と聞くと、上司の命令が絶対、というイメージをもたれるかもしれませんが、まったく逆なのです。防衛大学では、戦前の反省を踏まえて、新しい組織を築くためにまったく違うリーダーシップ論を取り入れました。それは言わば「健全な懐疑心」。命令には健全に疑ってかかる、理性ある服従が大切だということです。海外諸国の組織づくりをみても、違法な命令には従わないというのが、世界のスタンダードです。


今、日本のさまざまな組織で間違ったリーダーシップによる歪みが生まれています。ただし、これは日本だけの問題。海外ではすでに「フォロワーシップ型リーダーシップ論」が広く浸透しているからです。フォロワー=リーダーを支える部下たちは、現在の地位に固執することなく自分の意見を伝え、上司に進言します。これが、世界的には当たり前のリーダーシップ論なのです。ただ、日本ではリーダーシップというと、高圧的な態度で人に言うことを聞かせるか、または何でもいいよと丸投げするか、の2つだけ。どちらも、誤った組織づくりの典型です。日本の組織づくりは世界からみると、たいへん遅れをとっているのです。

これからのリーダーシップ論で重要なのは三つ。一つは「判断力」。自分の目でいろいろと正しく みて、判断する力が求められています。もう一つは「豊かな人間性」。特にいい人になる必要はなく、自分がされて嫌なことは人にはしないようにするだけで人から慕われる人間性が培われます。最後に求められるのが「行動力」。危機に陥ったときこそ、自ら動けることが大切です。リーダーシップと聞くと、「自分は強気じゃないからリーダーには向いていない」と言う人がいますが、そのようなもって生まれた性格や天分で決まるものではありません。スキルとして身に付くものなのです。正しい判断ができて、人間的に魅力があり、危機になったら動ける、そんな人であれば著書にも書きましたが「リーダーシップは誰にも身に付けられる」、のです。
私は、講演やセミナー、テレビ・ラジオ出演、執筆、大学での講義などを通して、次世代のリーダーを育てていきたいと思っています。もっと若い人達や女性達がリーダーとして世の中を引っ張る、そんな時代が早く来てほしいと切に願います。若い方々が当たり前に思っているスキームをもっと世の中で活かし、日本を変えていってほしい。これからもさまざまな活動を通し、そんな人達の背中をそっと押すことができたらと思います。

プロフィール

伊藤俊幸 いとうとしゆき

  • < 略歴 >
    防衛大学にて組織論と出会い、海上自衛隊の長として組織づくりを構築。57歳で退官し、現在は現場感覚を軸としたリーダーシップ論、実体験・法理論などに基づく安全保障論を広伝える活動に従事している。
  • < 経歴 >
    1958年、愛知県名古屋市生まれ
    1981年、防衛大学校機械工学科卒業、海上自衛隊に入隊。
    1994年筑波大学大学院地域研究科修了。
    潜水艦はやしお艦長(2等海佐)
    在米日本国大使館防衛駐在官(1等海佐)
    第2潜水隊司令(1等海佐)
    海上幕僚監部広報室長(1等海佐)
    海上幕僚監部情報課長(1等海佐)
    防衛省情報本部情報官(海将補)
    海上幕僚監部指揮通信情報部長(海将補)
  • 海上自衛隊第2術科学校長(海将補)
    統合幕僚学校長(海将)
    海上自衛隊呉地方総監(海将)を最後に2016年退官。
    現在、金沢工業大学虎ノ門大学院教授
    日本安全保障・危機管理学会理事
    全国防衛協会連合会常任理事
    国際安全保障学会理事
リーダーシップは誰でも身に付けられる―海上自衛隊が実践する、米海軍式の最強リーダーシップ論 リーダーシップは誰でも身に付けられる―海上自衛隊が実践する、米海軍式の最強リーダーシップ論
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